カリギュラ オーバードーズ
名前は聞いた事あったものの、買ってまでプレイしようとはならなかったソフト。
丁度フリープレイで配信されていたので、プレイする事に。
結果、80時間近くプレイして、プラチナトロフィーを取得\(^o^)/
感想(ネタバレあり)
徐々に深みを増すストーリー
ボーカロイドが作り出した仮想空間に捕らわれた主人公達が、自分達のトラウマを解決しながら脱出を図るって言う、中々に中二病臭いストーリー。
ただ最初の内はストーリーや設定を受け入れるのに少し時間がかかったものの、話が進むにつれ、各キャラクターの抱えているトラウマが結構辛辣で、徐々に惹きこまれる事に。
学園もののジュブナイルRPGって触れ込みやったけど、現代社会の闇を鋭く抉っており、CERO C(15歳以上対象)ってのもわかるw
魅力的なキャラクター
個々が抱えているトラウマのおかげで個性が際立っており、またそのトラウマが現実で問題となっている事ばかりなので、感情移入しやすい…が、その内容は、
彼女が目の前で自殺、ネグレクト、拒食症、虐待×2、無気力、SNS中毒、人見知り、友人が男にバットで顔面を潰された事による男嫌い、後見人となり金をくすね、ばれたら殺す弁護士…味方がこんなトラウマ抱えてる奴ばっかりとか辛い。
個人的には、全ての人々の幸せを無邪気に願うμの真っ直ぐさが、健気でいじらしくて、辛かった(T_T)
素晴らしい楽曲
ボーカロイドの楽曲を作っている人達が、このゲームの楽曲を提供しているのだが、正直舐めてました。かなり良い曲が多い。
スイートPの楽曲とかずっと頭に流れてるw
ダンジョンを移動している時は、インストで、戦闘になったらボーカルが入ってくる演出も粋だと思います。
戦略性を活かしきれていない戦闘
戦闘に関しては、敵味方お互いの行動が予測できるので、それを基にコマンドを入力するって言う中々に戦略性が高いものとはなっているんですが、まぁ雑魚と戦うのに一々戦略立てて戦ってられんのですよ。
ボス戦ぐらいは戦略が~と思ったものの、相手を浮かせるとやりたい放題できるので、実はそんなり戦略性が必要とならなかったり。
難易度をもっと上げればまた違ったのかもしれんけど…。
とまぁそう言う戦闘なので、RPGをやる際は「出会った敵から逃げず全て倒す」事を念頭に置いてプレイしてる私であっても、流石に面倒くさくなって、後半はずっと決定ボタン押しっぱなしでした。
変わり映えのしないダンジョン
学校、図書館、水族館と言った現実にある施設がダンジョンになってるものの、これがまぁどこに行っても変わり映えのしないコピペダンジョンで、全く持って探索が楽しくない!
透過マップ見ながらでないと、何処にいるのか絶対わからんw
しかもこの透過マップが見にくいときてる。
いやー、ここまでつまらんダンジョンは、ローグギャラクシー以来よ。
水増し感の凄いサブクエスト
ダンジョン等を歩いている生徒に話しかけ、彼らのトラウマを解決すると、パラメータがアップしたりスキルをもらえたりするのだが、その数全部で524人。しかも一人につき3回は話しかけないと、クエが発生しないって言う地獄のような仕様。
また、その解決方法も面倒くさくて、敵と20回戦えだの、所定のアイテムを装備しろ、等はまだマシな部類で、人のとこまで連れて行くクエとかもう地獄。
攻略サイト見ないとやる気にならんて。(攻略サイトさん、ありがとう)
つーか、パーティーに誘う際、枠を空けておかないと誘えない仕様は何とかして欲しかった(´・ω・)
絶妙に小さいフォント
これは環境にもよるかもしれないけど、フォントサイズ。
絶妙に小さくて見にくいんですわ。ギリギリ見えるか見えないか位。
PS4のズーム機能とか初めて使ったわww
ってか、フォントサイズ位、オプションで変えさせて。
撮影禁止部分が多い
そうそう、スクショ禁止部分が多いのもちょっと…確かにネタバレが含まれてるからわからんでもないんやけど、ラストダンジョン丸ごと禁止とか厳し過ぎるやろw
総評
キャラクターが凄く魅力的なため、ストーリーにも惹きこまれる。音楽も言う事無し。
戦闘は惜しい作り。
ゼノブレイドと似てるのに何が違うんだろうと思ったら、雑魚的の見た目や攻撃方法がほとんど変わらん事に気付いた。
ので、段々と戦うのが辛くなってきます。
ダンジョンやサブクエは、はっきり言ってクソです。水増しとしか思えませんw
評価
★★☆
もう少しで名作の仲間入りができたであろう、惜しい作品。
各所で指摘されている不満点を改善すれば、化けるかも。
次回作に期待しています(*´▽`*)