Assassin's Creed Origins
借りてたオデッセイに手を付けようと思ったものの、そういや前作のオリジンズをやってなかったなと思い、先にこちらから手を付ける事に。
結局76時間ほどプレイして、プラチナトロフィーも取得しました。
感想(ネタバレあり)
何はともあれ古代エジプト
今回の舞台は古代エジプト。世界史好きにはたまらない世界観。
ピラミッドやスフィンクスはもちろんの事、コロッセオやアレクサンドリア図書館まである舞台をオープンワールドとして走り回れるのはこの上なく楽しい。
登場人物もクレオパトラにカエサルと実在の人物が出てきて歴史の表舞台を描く事で、その裏で暗躍するアサシンと言う存在が違和感なく表現されている。
カエサルを裏切ったブルータスなんて世界史で習っただけだと「裏切った悪い奴」と言う印象しか無いけど、描き方次第では「良くやった」ってなるんだから不思議なものw
良質なアクション+RPG要素
これまでアサクリシリーズはどこまでも壁を登れたり、パルクールアクションで跳ね回ったりと軽快だったのだが、今回は今まで以上にオブジェクトに引っかかる事も少なく登れる場所も多かった気がする。
また今回からレベル制になったのだが、それにより弱い敵には無双できるようになりストレスフリーに。加えて、今までは障害物を取り除くと言う意味しか持たなかった「敵を倒す」と言う行為に「経験値を稼ぐ」と言う意味が増えたため、極力倒して回るようになり、結果としてクエストも達成しやすくなると言う良いサイクルが生まれている。
アイテムにレア度が設定されてランダムで取得できると言うハクスラ要素も、クエストをこなすモチベーションとなっており◎
現代パートはいらない
世界観としてVRのような機械で過去の世界に入り込んでいると言う設定なので現代パートがあるのもわからなくはないのだが、如何せん説明不足過ぎて何をやってるのか良くわからない。別に暗殺できる訳でも無し。ただ単に洞窟でうろうろするだけ。
まあ一作目からこの設定は続いてるんだけれども、もう少しわかりやすくできないものなのかなと。
洋ゲーは世界観が深いのが魅力的な部分でもあるけれど、それをテキストで読ませようとするきらいがある。
海戦もいらない
アヤのパートはほぼ海戦になるのだが、バエクの動作が軽やかなだけに、どうしても船の操作は重たく感じてしまう。いや、船なんやから一瞬で回頭できないのはわかるけど差があり過ぎて。
ブラックフラッグの海戦は気にならなかった事を思うと、メインパートでなく、あくまでサブだったのでその差がより際立ったのかと思われる。
総評
ストーリーとしては、暗殺がメインであるため暗鬱とした箇所もあるにはあるが、自分達が大きな歴史の渦に飲み込まれていくような感覚に浸る事ができるのは、やはりアサシンクリードならでは。何より、アサシン教団の成り立ちが語られるので、アサクリファンにはぜひプレイして頂きたい。
また、アクションも申し分なく、存分に古代エジプトを舞台としたオープンワールドを走り回る事ができます。尚、現代パートも海戦も半ば無理矢理に不満点をあげたようなもので、実際のところそこまで気になるような箇所ではありません。
評価
★★★★
このシリーズはたまにハズレもあるが、これはプレイしておくべきアサシンクリード。
死ぬまでに絶対エジプト行くと言う思いが改めて強くなりました。