風ノ旅ビト
各所で絶賛されているのは知っていたけど、中々やる機会なく。5月のフリープレイになってたので、ダウンロードしてみました。
感想(ネタバレあり)
ネタバレっつーかなんと言うか、そもそも文字が出て来ないからネタバレも何も無いって言う。
のっけからいきなり砂漠に放り出されて、どこに行ったら良いのか何をしたら良いのかもわからない。かろうじて遠目に見えているものがあるので、そこに向かってノロノロと歩いていく。
何と言う地味なゲーム…変わり映えしない景色の中をただ歩くだけとか意識高杉高杉君やろ。
で、遥か彼方の建物に到着すると、ジャンプできるようになるのだが、ずっと飛べる訳では無く、ある一定のルールがある。しかしそのルールに対する説明は無い。
まぁそこまでわかりにくいルールでは無いけど、プレイヤーの操作を縛るルールは説明しといた方が良くない?
とは言え歩みを進めていると、なるほどこれはちょっとした謎解きを含んだ面クリ型のゲームなんだと気付く。
そうこうしていると、いつの間にかキャラが二人に増えてる。側をちょろちょろしてるかと思えば、勝手に謎を解いたりしてやがる。何これAI?もしかして勝手にオンラインに繋がるタイプ?
もちろん説明は全く無く、エンディングで「ああ、オンラインに繋がってたんや」と理解する始末。数少ないゲーム性のある謎解きを勝手に解かれたら、一体何を楽しめば良いのだろうか…。
結局、うとうとしながらレバーを前に倒してたら、1時間強でクリアーしてしまったよ。大して何もする事無いんだもの。
総評
んー、こう言う意識高い系のゲームはやっぱり苦手。もちろん斬新なアイデアや、幻想的なグラフィックなど、素晴らしい部分もあるにはあるのだが、不親切な部分も多々あるため、人は選ぶと思います。
と言うか、このゲームを絶賛してる人って、絶賛しなければならない状態に陥ってない?「これを評価しておけば通」、みたいな感じでさ。
最近の至れり尽くせりのゲームに対するアンチテーゼだとしてもだ、もう少し分かり易く、快適にする事はできたんじゃないかな。
もちろんこの幻想的な世界観を好きな人は一定数いるとは思うけど、万人が素晴らしいと言うようなゲームではないでしょう。
あれや、村上春樹の小説を絶賛してるハルキニストみたいなもんやな。
まぁでも外国人はこう言う芸術的なの好きそうよなw
評価
★★
これゲームじゃなくて環境シミュレーター